広島市南区N様邸　増改築工事

【　プライベートを確保しながら玄関から繋がる3世帯住宅　】

親世帯、子世帯(姉妹)で一緒に住みたいとのご相談があり、増築による3世帯住宅を提案しました。 

新築も検討されてましたが、3世帯ともなると金額が大きくなることから、大屋根や基礎、躯体を残し、玄関･ホールを共用スペースとすることで予算を削減しました。

また、共用スペースを設けることで各世帯間のつながりを持たせつつ、間仕切りや建具でそれぞれが独立出来る間取りとし、水回り設備（キッチン、浴室、洗面、トイレ）も各世帯に設置することでプライベートが確保できるよう配慮しました。

 また子の2世帯の間取りは3LDKとし、同程度の広さとなるよう設計しました。

外観（工事前）

外観（工事中）

基礎や大屋根、構造躯体（柱・梁・桁等）を残し、他は全て解体しました。ここから増築を行い、耐震補強、間取りの変更と工事を進めていきます。

増築部

増築部分と既存部分を金具を用いてしっかり接続。現在の建築基準法に適合するようにしっかりと耐震補強を施しました。 屋根は、既存の屋根の勾配では2階室内の高さが低くなるため、増築部分のみ勾配を替え、天井高が確保できるよう設計しました。 

ＬＤＫ（工事前）

ＬＤＫ（工事後）

2階LDKはベランダと連続させ、明るさと広がりをもたせるようにしました。

浴室（工事前）

浴室（工事後）

浴室は汚れがつきにくく掃除がしやすいシステムバスを採用。照明を2灯とし、明るさを重視しました。

2階キッチン（工事前）

2階キッチン（工事後）

子世帯の2階キッチン。対面型にすることでリビングでの子供の様子を確認しやすいくなっています。

また、大屋根の瓦の一部をガラス瓦を変更し、そこからキッチンに光が差し込むように明り取りを取付けました。

1階キッチン（工事後）

1階のキッチンにも大屋根からの光が差し込むよう天井へ明り取りを設置。

欄間（工事後）

奥様お気に入りの既存の欄間、解体後に当社で保管してました。お客様と相談後、寝室となる和室へ取り付けることに。 素材を活かすように無垢材をつかって取付を行い、メンテナンスで取り外しができるよう工夫しました。